昨年の4月、全国に発令された緊急事態宣言から1週間後、本とコーヒーを届ける居場所宅配サービス(内容は後述)を開始しました。
お客様が利用しやすいようにvol.4までサービス内容を修正し、予想していた以上に多くの方に利用していただきました。
先日は居場所宅配サービスを利用していただいた方が、実際の居場所(コミュニティハウスひびうた)に来てくださり、嬉しい出会いもありました。
今年の1月8日~埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県に、1月14日~栃木県、岐阜県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、福岡県に緊急事態宣言が発令されました。
また1月14日には「ひびうた」がある三重県にも「緊急警戒宣言」が発令されました。
三つの密(密閉・密集・密接)や五つの小(小人数・小一時間・小声・小皿・小まめ)などが話題になりましたが、今朝読んでいた新聞には三つの「つ」ということが紹介されていて(つながる・つたえる・つづける)ことが大切になってきているとの内容でした。
居場所宅配サービスは様々な自粛で行き(生き)場を失った人に、私設図書館(まちライブラリー@ひびうた文庫)に寄贈された本と自家焙煎(コーヒーハウスひびうた)のコーヒーを届けるサービスです。また同封した手紙に今の気持ちを綴ってもらい、返信することで普段の居場所(コミュニティハウスひびうた)のように会話する機会になればとの思いを込めました。
これまでひびうたで取り組んできたことを駆使して、つながりをつくる新しい取り組みになりました。
昨年の緊急事態宣言が解除されてからは、直接つながることができるようになってきました。
しかし、再度の緊急事態宣言により、再び直接つながることが困難な状況に戻ってしまいました。
そこで、もう一度、離れていてもつながりをつづけていくために「新・居場所宅配サービス」を開始することにしました。
500冊ほどの中からしか選ぶことができなかった寄贈本は1200冊近くになり、読みたい本に出会いやすくなったと思います。
本にはオーナーからの紹介文と感想カードが添付されていて、本を通して人とつながることができるようになっています。
また自家焙煎珈琲はカフェインが通常より多い、頑張る人を応援するハイカフェインコーヒーを選んでいただけるようになりました。
さらに今回「いつかお会いしましょう券」を同封させていただくことにしました。
感染症が収束して安心して行き来ができるようになったときに、居場所を無料で利用していただけます。
料金は前回まで有料(ほぼ送料代)でしたが、今回は無料で提供します。(経営的に余裕があるわけではありません)
贈る気持ちを受けっとっていただければ嬉しいですし、利用し合う関係ではなく、支援し合う関係をつくっていきたいと考えています。
新・居場所宅配サービスの内容と注文方法は以下の通りです。
サービス内容
オンライン書庫の中から読みたい本を1冊と、ビターレス(苦くないコーヒー)、ノンカフェイン(カフェインがゼロのコーヒー)、ハイカフェイン(カフェインが多いコーヒー)の中から飲みたいコーヒーのドリップバッグを1パック選んでいただきます。本を読み終わったら、感想カードを任意で書いていただき、返信用封筒で返却していただきます。
注文方法
1、オンライン書庫 https://librize.com/places/3783 の中から読みたい本の名前を伝える。
2、ビターレス(エバーグリーン)、ノンカフェイン(大麦コーヒー)、ハイカフェイン(ウガンダコーヒー)の中から飲みたいコーヒーの名前を伝える。
※ご注文はTwitter、Facebook、InstagramのDM(ダイレクトメッセージ)か、sayamachi@hibiuta.orgのメールか059-202-1591の電話でお願いします。
※本の大きさによっては郵送できない場合もございますので、その際はお伝えさせていただきます。
※文庫本などは2冊以上郵送できる場合もございますので、その際はご相談ください。
※1月15日~2月7日まで利用していただけます。
一人でも多くの人の居場所づくりになることを願って、つながる・つたえる・つづけるの三つの「つ」を三重県「津(つ)」市久居幸町から始めていきます。
本とコーヒーとゆるやかなつながりで、自宅に居場所を作ってみたいと思われる方は、ぜひご利用くださいね。
2021年1月15日
ひびうた代表 大東悠二
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