こんにちは。ブックハウスひびうた担当の村田です。
ブックハウスひびうたでは、2021年6月7日㈪~6月25日㈮の3週間、
「詩人・山尾三省展」を開催します。
こちらのイベントでは、野草社より刊行された山尾三省 著『新装アニミズムという希望』の表紙原画及び、著者山尾三省さんの直筆原稿や写真を展示します。
今回の展示のメインは、『新装アニミズムという希望』の表紙を手掛けられた絵本作家のふしはらのじこさんによる、イラストの数々。
ふしはらさんの絵の優しい色づかいや、動物や自然への愛情に満ちた描写は、いっとき深い森に足を踏み入れたかのような、静かな気持ちにさせてくれます。
会期中は、『新装アニミズムという希望』及び京都大学学長の山極寿一さんによる科学絵本、『ヤクシマザルを追って』(野草社)の原画を展示します。
両書籍ともブックハウスひびうたにて販売いたしますので、展示をご覧になって興味を持たれた方は、ぜひお手に取ってみてくださいね。
また、ふしはらさんの著された絵本数冊も同時に展示します。
こちらは閲覧のみとなりますので、ご了承くださいませ。
また、『新装アニミズムという希望』の著者、山尾三省さんの貴重な資料にも注目です。
1938年東京に生まれた山尾さんは、東京でコミューン活動「部族」を開始し、日本が辿っていた経済成長路線とは別の生き方を模索しました。
インド滞在を経て、1977年家族と共に屋久島へ移住。自給自足生活の中で詩作を続け、自然と共存する生き方をうたった詩を遺しました。
この展示会では、三省さんが直筆で原稿用紙に綴った原稿や、写真家の高野建三さんが撮った三省さんの写真など、普段は見ることのできない資料をたっぷりご覧いただけます。
さらに、展示会最終日6月25日㈮19時から、『新装アニミズムという希望』の編集に関わられた編集者のアサノタカオさんを迎えて、読書会 「やわらかくひろげる 山尾三省『新装 アニミズムという希望』とともに」」を開催します。
山尾三省さんの書籍を多く担当して来たアサノさんによるレクチャーを受けて、より深く『新装アニミズムという希望』を読み込むことのできる良き機会です。
こちらのイベントは、要予約先着20名様まで、参加費1500円を頂戴します。
みなさまのお越しを、心よりお待ちしています。
ブックハウスひびうた担当
村田奈穂
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