奇跡の空
こんにちは。
今年の4月に取り組み始めた女性専用のグループホーム『シェアハウスひびうた』が本日オープンしました。
目の前の一人から急きょ始まった居場所づくりは、短期間に越えるべき壁が多く、難しい挑戦になりましたが、多くの人の助けを借りながら、前や後ろや横に一歩ずつ進むにつれて少しずつ形になっていきました。
そもそもの想定が甘いだけなのですが、防火設備などの予算が膨らみ、(いつものことながら)金欠状態が続き、店舗の現金をかき集めることもしばしばありながら、テーブルやカーテン、冷蔵庫、食器棚、やたら高級との噂の布団などをスタッフが寄付してくれて助かりました。
資金がなければ知恵が湧くもので、コミュニティハウスひびうたの相談室につける予定だったエアコンを窓付エアコンにしたことで、誘導灯で分電盤が埋まってしまったシェアハウスの居室も窓付エアコンにできることがわかり、分電盤の工事が不要になったので助かりました。
また屋根に設置されていた旧型のテレビアンテナが老朽化していて危険でしたが、スタッフの友達や家族が協力してくれたおかげで無事に撤去が終わり助かりました。
アンテナ撤去の当日、天気予報では作業する予定だった午後から夕方にかけて90%の降水確率でした。
そして出発する直前には灰色の雲がすごい早さで動き出し、近くでは雷が激しく鳴り響いていました。
ところが空は雨を降らすのを止められて怒っているかのように、雷だけをひたすら打ちつけていました。
その隙に大きなハシゴを軽トラに積み込み、シェアハウスの壁に掛け立てかけたところで、初めて雨がしとしと降りました。
ハシゴに登る直前だったのでしばらく雨宿りをしていると、なんと雲の合間から太陽が顔を出したのです。
それからは屋根の上でアンテナを撤去してもらっている間、一滴も降ることはありませんでした。
それからは屋根の上でアンテナを撤去してもらっている間、一滴も降ることはありませんでした。
この日の天気はまさにシェアハウスひびうたが進んできた道のりのようでした。
晴れ間が出るのは不可能に近くても太陽が顔を覗かせたように、短期間でシェアハウスを開設するという不可能に近いミッションを達成できました。
「実現する方法が一つでもあればできると信じ、できる方法が一つもなくなったときに諦める。」
と、いうことを今回のことで学びました。
そして、多くの人の助けに感謝しました。
今日、居場所の仲間の親御さんからお中元で食用油をいただきました。
以前のブログ「シェアハウスで朝食を」で書いたように、明日はいただいた油で朝食を作って仲間と食べたいと思います。
これまで開設までの道のりを読んでくださり、有形無形のエールを送ってくださった全ての方へ。
これまで開設までの道のりにあたって、様々な形で協力してくださった全ての方へ。
心よりありがとうございました。
これからのシェアハウスひびうたもよろしくお願いします。
ひびうた代表
大東悠二
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