みなさんこんにちは。
ひびうたスタッフの村田奈穂(イモコ)です。
私は2019年8月からひびうたで働いています。これまでひびうた内で私設図書館「まちライブラリー@ひびうた文庫」や、小さな声が聞こえる本屋「ブックハウスひびうた」、2023年4月にオープンしたHIBIUTA AND COMPANYにて、「人生」でわかち合う本屋「日々詩書肆室」など、本のある場をつくってきました。
図書館はみなさまの応援とご愛顧のもとすくすくと育ってきたのですが、本屋は私が経営運営大の苦手のため、これまで思いはあれどなかなかうまくいかず……。
HIBIUTA AND COMPANYにて運営していた本屋「日々詩書肆室」が2024年5月に休業してから半年間、本屋のないひびうたでしたが、この度2024年11月16日、ついに本屋が復活することになりました!
新しい本屋の名前は、「ブックハウスひびうた(第2期)」!
わたしたちが最初に本屋を開いた場所、津市久居幸町(さやまち)の古民家、コミュニティハウスひびうたの二階に戻って、原点回帰の気持ちで再スタートを切ります。
あたらしいブックハウスひびうたで主に取り扱っていくのは、「詩」の本です。
ひびうたは、「日々、詩(うた)を口ずさむように」暮らしたい、との思いで名づけられました。
ひびうたの活動の中で常に大切なものであった「詩」=日々の暮らしの中で心がとらえたものを描き出した言葉を中心に集めていくことで、よりひびうたらしい空間をつくることができればと思います。
上記の思いをこめて、ブックハウスひびうたのキャッチフレーズを「こころをうたう古本屋」としました。
余談ですが、ひびうたの運営する場所にはそれぞれキャッチフレーズがついています。
ひびうたの根幹、居場所は、『いきがしやすい「居場所」』、就労の場コーヒーハウスひびうたは、『ひとりのための「珈琲店」』、子どもの居場所チルドレンハウスひびうたは『わたしにであう「学び舎」』などなど。
よく読むとわかるのですが、このキャッチフレーズはすべてひらがな7文字+漢字3文字で形成されています。
ブックハウスひびうたのキャッチフレーズも、この形式に当てはめようと、苦心惨憺しました。
美意識過剰のひびうた代表とあーでもないこーでもないと侃々諤々の議論を交わしているとき、「詩っていうのは心をうたったものだよね」との代表の言葉をヒントにぽろっと出てきた「こころをうたう」という言葉がようやくしっくりきたので、胸をなでおろしました。
『こころをうたう「古本屋」』との言葉どおり、主に古本を扱っていく予定ですが、新刊やリトルプレスも、詩に関するものは新旧問わず紹介していきたいと思っています。
ブックハウスひびうたでは、詩の本の寄贈も募っております。これは多くの方へ紹介したいという詩の本がありましたら、ぜひ店へお持ちいただけますと幸いです。
オープン日の11月16日土曜日には、ブックハウス内にて「ひびフェス2024」の一環として、ひびうたの居場所に集う有志が「さみしさのむこうに」から連想した言葉をつないだ合作詩をはじめ、詩の展示と朗読会を行います。
さまざまな人の「こころのうた」に触れられる場をつくっていけますと幸いです。
みなさまどうぞ、気軽に遊びに来てください。
火曜日から土曜日の9時~17時、いつでもお待ちしております。
ブックハウスひびうた 村田奈穂
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